独自の世界観を創造する演劇界注目の三人の演出家が役者と向き合うとき、役者に何を求め、何を与えてあげることが出来るのでしょうか? そして役者であるあなたは、どのような問題点と向き合っているのでしょうか? このワークショップを通じてそれぞれの演出家はあなたに大切な俳優スキルを与え、若い才能と出逢い、新たな関係性を築くことでしょう。 所属劇団、所属事務所、フリーランス問わず。参加資格は役者であること。是非ご参加ください。俳優とクリエイターをマネージメントするクリオネが、役者と演出家との出逢いをつなぎます。








『身体的表現と「気づき」による演技の方法』

セリフは言葉だけではなく、身体からも発声されています。例えば、待ち合わせをしているとき。待ち合わせ場所は何処でしょうか。時間帯は何時頃でしょうか。自分はどのような状態で相手を待っているのでしょうか。そしてそのとき、あなたはどのように心が動いて、脚本に書かれている以外のセリフが身体の中でどれだけ発声されているのでしょうか。 振り返ってみると、人間は言葉以外にもたくさん喋っているのです。セリフは、何らかの気付きによって言葉になります。そしてその「気付き」がないと簡単に嘘にもなっていまうのがセリフで、 気付くことが出来ていると、言葉に頼らなくても空間が埋まってしまうのです。今回は簡単な身体的なワークも含めて、 ひとりひとりの「気付き」を様々な方向性からさぐっていき、参加者の皆さんが、舞台空間でしっかり呼吸できるためのワークショップになればいいなと考えています。

○山田佳奈(□字ック 主宰) 2010年に山田佳奈により□字ック旗揚げ。すべての作・演出を担当。20代、30代の男女の深層をリアルに描く『人間のナナメ読み』によるエッジの効いた作劇、ポップで疾走感のある演出が持ち味。その演出力には定評があり、これまでも若手俳優を起用したプロデュース公演や、ワークショップオファーが絶えない演出家。□字ック公演『タイトル、拒絶』で、サンモールスタジオ最優秀演出家賞(2013年)、『荒川、神キラーチューン』で『CoRich舞台芸術まつり!2014』グランプリ及びサンモールスタジオ最優秀団体賞受賞。2015年、とよはし芸術劇場PLAT「話グルマ」(演出・近藤芳正)に脚本・演出助手で参加。今最も活躍中の若手演出家の一人。9/26~10/11まで□字ック第10回公演『鳥取イブサンローラン』が上演中。



『観客に届く会話劇の立ち上げ方』

普段、何げなく会話している割に、台本や戯曲を元にお芝居をしてもらうと、とたんに会話にならなくなってしまう役者さんがたくさんいます。客席どころか、目の前にいる相手役にすら、何も届いていないように見えるのです。この原因は何でしょう? 演技が下手だから? 台詞が良くないから?そもそも会話劇じゃないから? 何をかいわんや。あなたは、誰かを演じる時に、ちゃんと会話していますか? 会話している"フリ"をしていませんか? この機会に、演技の根本、かつ当然のことを再確認してみましょう。

○古川貴義(箱庭円舞曲 代表) 1980年福島県出身。日本大学芸術学部演劇学科在学中に『箱庭円舞曲』旗揚げ。すべての作・演出を担当。ほんの少しズレた日常(シュール)を徹底したリアリズムをベースに劇作し、しっかりエンターテイメントとして舞台上で魅せる演出力に定評あり。リアルと非リアルの境界を極限までなくし、それでいてしっかりとした演劇作品を生み出す手法は、外部プロデュースでも好評。近年の劇団以外の作品に、東京グローブ座のニール・ラビュート作品『Some Girl(s)』の演出、シアタートラムで上演された、ダニエル・デュボアの『Being at home with Claude』の演出など多数。11/4~11/9まで箱庭円舞曲第22回公演『もっと美人だった』が上演中。



『笑わせる演技が俳優のフィールドを広げる』

芸人さんがドラマや舞台で重宝されるのは何故か? 簡単なことだ「芝居が上手いからだ」では逆に、俳優が漫才やコントを出来るだろうか? そういう役が回って来ない限りやる機会も無いだろうし、むしろ敬遠してはいないか。よく言われることではあるが確かに、泣かせることより笑わせることの方が遥かに難しいのだ。今回のワークショップではその「笑い」に拘り、"笑える間"や"笑えるテンポ"『笑現力』をみんなで楽しく探求したいと思っています。


○本田誠人(劇団ペテカン 脚本・演出・俳優) 1974年宮崎県出身。舞台芸術学院卒業後、同期5人でペテカンを旗揚げ。全作品の作・演出を手掛ける。『MORE STAGE LIKE MOVIE~映画のような演劇を~』をキャッチコピーに、笑って泣ける、暖かく切ないエンターテイメントを作り続けている。特にコメディ要素、『笑い』には徹底してこだわり、俳優としても劇団ではコメディリリーフとして欠かせない存在。近年は春風亭昇太、山口良一、ラサール石井、柳家喬太郎など、『笑い』を生業とするベテラン勢が次々と客演として出演を希望し、着実に客層を広げている。本格的なワークショップは今回が初。10/7~10/12までペテカン20周年記念公演第二弾『この素晴らしき世界』が上演中。









《 日 程 》 <お申し込みはこちらから>



■ 本田クラス ・・・ 11/28(土)、12/5(土)、12/6(日) 3時間×3日間のコース
● 古川クラス ・・・ 11/29(日)、12/5(土)、12/6(日) 3時間×3日間のコース
★ 山田クラス ・・・ 11/28(日)、11/29(土)、12/6(日) 3時間×3日間のコース



《 対象者 》
すでに演劇活動及び芸能活動を行っている18歳以上の方。
劇団所属、事務所所属、プロ、アマ問いません。



《 会 場 》
都内スタジオ



《 受講料 》
各コース(9時間) 9,000円(税込)
全コース(27時間) 24,000円(税込)

※受講料は、お申込みいただいた方のみに指定口座をお知らせいたします。


《 割 引 》


お受けになる講師の劇団の上演チケット半券を当日お持ちいただければ、
1,000円のキャッシュバック!(今秋上演の公演に限ります。)



《 募集人員 》
各クラス15名

※ご入金をいただいた順に確定いたします。定員になり次第締め切る場合がございます。


《 募集締切 》
11月8日(日) キャンセルにつき、各コース若干名追加募集します。→ 11月25日(日) まで










こちらのリンクより、申し込みフォームでお申し込みください。

フォームURL https://ws.formzu.net/fgen/S50659420/




下記の項目をご記入の上、タイトルを『ワークショップ参加希望』と記入し、Eメールをお送りください。

1. 名前  2. ご所属  3. 連絡先  4. 希望クラス  5. 簡単な芸歴(プロフィール添付でも可能)

※メール受信後、弊社より振込先などの情報を2営業日以内に返信いたします。 
※受講確定は、お申込み時点ではなく、受講料振込時点で確定となります。
※人数に到達し次第締め切らせていただきます。 
※2営業日以内に返信メールがとどかない場合は、お手数ですが、右記までご連絡ください。






《 お問合せ 》
株式会社クリオネ ワークショップ係

Eメール actors@clioneinc.com
http://www.clioneinc.com/